突然ですが

今回でお仕事日誌、最終回です。

(詳しくは、後ほど書きますので最後まで読んでください。)

最終回は、蔵書点検です。


大学が春季休暇に入ったと同時に

お仕事も春期休暇に入った私ですが、

開架の蔵書点検はカウンターのスタッフで行うということで

開架の蔵書点検に参加しました。


蔵書点検は

図書に貼付してあるバーコードを

ひたすらバーコードリーダーで読み込んでいく作業のくり返しです。

それで何を点検するのか、というと

あるべきところにあるべき図書があるか、ということを点検します。

つまりこの作業によって、

配架違い、不明本、書誌データの間違い等がわかるのです。


最初の2日間は、全員でとにかくバーコードをひたすら読み込みます。

私はペンタイプのバーコードリーダーを借りたため

右肩から本体をぶら下げ、右手でペンを持ち

一冊一冊、図書のバーコードを読みました。

右手が痛くなるだろうと思いきや、

痛くなったのは左手でした。

書架から本を引っ張り出しては戻す、をくり返した左手。

本ってやっぱり重たいですね。


そして読み込んだデータをパソコンに落とし

配架違い、不明本、書誌データの間違い等のデータがリストアップされ

一冊一冊実物を当たる作業を行います。

本当に配架違いなのか、

本当に不明本(本が行方不明)なのか、

どの書誌データが間違っているのか、一冊一冊当たるのです。

というのも、

本の老朽化に伴い、貼付されているバーコードのシールがよれていたりすると

ちゃんとバーコードが読めていないことがあったり、

また、気をつけていても

やっぱり一冊とばして読ませていたり・・・と、エラーやミスはつきもの。


バーコードの読み込み作業も結構しんどかったのですが

この一冊一冊実物を当たる作業はものすごい神経を使うため、

バーコード読み込み作業よりもしんどかったです。

特に不明本。

「必ずどこかにあるはずだ・・・」と、

可能性のあるところはすべて探さなければならないのですが

意外に想像力を要する作業で、大変でした。


蔵書点検は一週間図書館を閉館して行いましたが

思った以上に作業が進んだため

当初5日間出勤の予定でしたが、3日目で私のお仕事は完了。

お休みを頂きました。

予想以上に大変で、身体がクタクタだったのでラッキー!と

残り2日は自宅でびろ~んと、のびてました。

30代の身体にはなかなかしんどい、蔵書点検でした。


*


そして、結果としては

この蔵書点検が、私の最後のお仕事となりました。

実は、蔵書点検の最中に

あるところから「採用通知」が届きました。

蔵書点検4日目からお休みを頂いてしまったため、

リーダーと話をする機会が得られず

蔵書点検の終了を待って、先週末にリーダーと話をしました。

そして今月いっぱいで

契約満了→退職することになりました。


ちょうど一年前、司書資格取得見込みという状態で

未経験、30代、既婚(そして子持ち)の私を採用してくださったN株式会社、

派遣先となったK大学図書館、そして同僚、

皆に感謝の気持ちでいっぱいです。

一年という短い間でしたが

職場、スタッフに恵まれ、本当に気持ちよく楽しくお仕事ができました。

自分で選んだ道とはいえ

淋しい気持ちでいっぱいですが、

4月からは新しい職場で、新しい仕事に全力投球していきたいと思います。


新しい仕事については、別トピで書きます。

(引っ張ってしまって、ごめんなさい)

今度のお仕事は、ちょっと特殊な仕事になりそうなので

恐らくお仕事日誌をつけることが難しいと思います。

なんらかの形で、お仕事の話も書いていきたいと思っていますが、

ひとまず今回で、

モナミのお仕事日誌を終了としたいと思います。

一年間読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。